増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
悪性腫瘍
子宮頸がんの妊孕性温存療法についての患者説明
田中 良道
1
1大阪医科薬科大学産婦人科
pp.310-313
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210380
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必ず説明しておくべきこと
◆子宮頸部円錐切除術後の妊娠では早産率が上昇する.
◆妊娠時の頸管縫縮術の有用性に関するエビデンスは乏しく,早産リスクを軽減する管理方法は確立されていない.
◆広汎子宮頸部摘出術+骨盤リンパ節郭清術後では,多くが生殖補助医療を必要とし,妊娠時の流早産リスクも非常に高い.
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