合併増大号 今月の臨床 生殖医療の基礎知識アップデート―患者説明に役立つ最新エビデンス・最新データ
一般不妊治療
特定の不妊原因に関する検査・治療
PCOS診断時のアンドロゲン測定
馬場 剛
1
1札幌医科大学産婦人科
pp.64-69
発行日 2021年1月10日
Published Date 2021/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210227
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●アンドロゲン過剰の診断は主に血清テストステロンを用い,遊離テストステロンや硫酸デヒドロエピアンドロステロンも参考とする.
●テストステロン値は排卵周期により変動するため,卵胞期に測定することが望ましい.
●総テストステロン測定には免疫測定法も許容されるが,活性型アンドロゲン測定にはより信頼性のあるbioavailable testosteroneなどを参考とする.
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