今月の臨床 産婦人科医に最低限必要な正期産新生児管理の最新知識(Ⅰ)―どんなときに小児科の応援を呼ぶ?
新生児でよく見る症状とその対応
黄疸管理
日下 隆
1
,
中村 信嗣
1
1香川大学医学部小児科
pp.791-796
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210119
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●早発黄疸をいかに早く発見し,小児科医にコンサルテーションするかが,「核黄疸発症予防」につながるだけでなく,「交換輸血などの侵襲的な治療を回避する」ために重要である.
●経皮ビリルビン値(TcB)は血清総ビリルビン値(TSB)と同じではない.特にTcB>15mg/dLのときはTSB値を反映しにくいため,採血による確認を行うべきである.
●母子手帳に添付されている便カラーカードは,胆道閉鎖症(閉塞性黄疸)のスクリーニングに非常に有用である.
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