今月の臨床 若年女性診療の「こんなとき」どうする?―多彩でデリケートな健康課題への処方箋
性・性活動
性感染症の最近の傾向に応じた診療のポイントは?―外陰部に腫瘍性・潰瘍性病変を認める性感染症の鑑別診断と対応
野口 靖之
1
,
南谷 智之
2
1愛知医科大学産婦人科
2総合大雄会病院産婦人科
pp.676-680
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210098
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●尖圭コンジローマ,性器ヘルペス,梅毒は,外陰部に類似した病変を形成するため,誤って診断されることが少なくない.
●女子の梅毒が急増しており,特に妊婦では未成年者の陽性者が多く,問題視されている.
●外陰部に腫瘍性病変・潰瘍性病変を認めた場合は,尖圭コンジローマ,性器ヘルペス,梅毒を念頭におき,治療開始後も注意深く経過観察する.
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