増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編
Ⅲ.更年期・老年期
皮膚瘙痒症・脱毛
牧田 和也
1
1牧田産婦人科医院
pp.145-147
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209990
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処方のポイント
◆皮膚瘙痒症とは,瘙痒感のみで明らかな発疹を認めない疾患群であり,瘙痒感を呈する部位により,汎発性と限局性に大別される.
◆産婦人科で診る皮膚瘙痒症は,外陰部周囲のものが主であり,治療としては副腎皮質ホルモン外用薬や抗ヒスタミン外用薬が中心となる.
◆脱毛に関して女性ホルモンとの関連は明確ではなく,婦人科外来においては副腎皮質ホルモン外用薬の処方で改善しないようなものは皮膚科にコンサルテーションするのが望ましい.
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