合併増大号 今月の臨床 周産期超音波検査バイブル―エキスパートに学ぶ技術と知識のエッセンス
産科超音波検査の応用編
妊娠初期での染色体疾患のリスク評価
早田 桂
1
,
増山 寿
1
,
佐々木 愛子
2
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産科・婦人科学教室
2国立成育医療研究センター周産期・母性医療センター
pp.72-78
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209896
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●NT測定をはじめとした染色体疾患の超音波検査によるリスク評価には技術が必要であり,いくつか計測上のポイントがある.
●適切な画像でNT計測がされていないなかで,染色体疾患をはじめとした胎児疾患との関連を強調しすぎないような配慮が必要である.
●NIPTが普及している昨今,諸外国においてNT計測は,単に染色体数的異常の検出を目的としたものではなく,心構築異常や胎児形態異常を診断するツールに移行してきている.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.