特集 周産期相談310 お母さんへの回答マニュアル 第3版
産科編 妊娠初期 高年妊娠だと染色体異常児が生まれる可能性が高いといわれましたが?
濱田 尚子
1
,
白土 なほ子
,
関沢 明彦
1昭和大学 医学部産婦人科学教室
キーワード:
Down症候群
,
先天奇形
,
染色体異常
,
母性年齢
Keyword:
Chromosome Aberrations
,
Maternal Age
,
Congenital Abnormalities
,
Down Syndrome
pp.32-34
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2020088237
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<回答のポイント>1)年齢に関係なく、全妊娠の3~5%に胎児異常をもつ児が出生する。2)一般的に児に染色体異常がある場合は、その多くは流産する。3)高年妊娠で頻度が上昇する染色体異常について説明する。4)最も頻度の高い染色体異常であるDown症候群児の出生率は20~24歳で1/1,400、30歳で1/959、35歳で1/338、38歳で1/162、40歳で1/84と母体の年齢が高くなるとともに増加する。5)受検可能な出生前検査の種類と目的、検査の限界について説明する。
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