特集 周産期相談310 お母さんへの回答マニュアル 第3版
産科編 妊娠初期 血液検査で染色体異常がわかるといわれましたが?
濱田 尚子
1
,
白土 なほ子
,
関沢 明彦
1昭和大学 医学部産婦人科学教室
キーワード:
Chorionic Gonadotropin
,
Pregnancy-Associated Plasma Protein-A
,
染色体異常
,
胎児疾患
,
後頸部透亮像
,
母体血清マーカー検査
,
無侵襲的出生前検査
Keyword:
Chromosome Aberrations
,
Fetal Diseases
,
Chorionic Gonadotropin
,
Pregnancy-Associated Plasma Protein-A
,
Noninvasive Prenatal Testing
,
Maternal Serum Screening Tests
,
Nuchal Translucency Measurement
pp.38-40
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2020088239
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<回答のポイント>1)出生前検査は大きく分けて確定検査(診断がほぼ確定)と非確定検査(胎児疾患の可能性の高さを推測する)の二つがある。2)非確定検査のうち母体血清マーカー検査・コンバインド検査、そして母体血を用いた非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)がある。コンバインド検査は超音波検査と血液検査の組み合わせ、そのほかは血液検査である。3)検査を実施するにあたり、検査前の十分な遺伝カウンセリングが必要である。検査の内容や結果について、クライアントが十分理解して適切に自律的な受検の判断ができるように心理的にもサポートする必要がある。
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