今月の臨床 産婦人科領域で話題の新技術―時代の潮流に乗り遅れないための羅針盤
Part1:遠隔医療の現状
モバイル胎児モニター(プチCTG)による遠隔胎児診断
原 量宏
1,2
1香川大学瀬戸内圏研究センター
2日本遠隔医療学会
pp.1179-1187
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209868
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●オンライン診療が認められたが,高血圧や糖尿病など慢性疾患が対象であり,産婦人科医はもちろん,妊婦にとって大変関心の高い,遠隔での妊娠管理は含まれていない.
●妊婦健診で最も重要な情報は,胎児の状態をリアルタイムで把握できる胎児心拍数であり,超小型でかつモバイルで利用できる胎児モニターの実用化が期待されていた.
●今回,インターネットに接続できれば,世界中どこからでも利用できる超小型モバイルCTGを開発した.今後,遠隔での妊婦健診をぜひとも普及させたいと考えている.
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