特集 CTGに強くなる
CTGを用いた胎児心拍モニタリングとそのメカニズム
橋本 一昌
1
,
神崎 徹
1
,
村田 雄二
1
1大阪大学医学部産科婦人科学
pp.184-189
発行日 1998年3月25日
Published Date 1998/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901891
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はじめに
カルジオトコグラム(cardiotocogram:CTG)を用いた胎児心拍モニタリングは,今日では周産期領域では欠かせない重要な位置を占めるに至った。したがって,さまざまなCTGのパターンを認識しその機序を理解することは,産科医師だけではなく,助産婦,看護婦,他科医師,救急隊員など,妊婦と接する可能性のあるすべての医療関係者に求められている必須知識である。
本稿では,CTGを用いた分娩前・分娩中の胎児の評価法について,CTGのメカニズムという観点から簡単に振り返ってみたい。
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