今月の臨床 胎児心拍数モニタリング パーフェクトマスター
未来へのトピック
遠隔胎児監視システム構築のための胎児心拍陣痛テレメーター送信機の試作
竹内 康人
1
1香川大学瀬戸内圏研究センター
pp.641-649
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208821
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●胎児信号の発見,学術研究,医療応用開拓にはすでに110年に及ぶ万華鏡のごとき歴史がある.その中で臨床および自律動態胎児監視には全天候型万能選手であるドプラ法が覇権を制した.
●胎児心拍数計測と連続記録にはドプラ・自己相関法がデファクトスタンダードとして世界標準となり,その後の主戦場は院内からテレメトリーによる“いつでもどこでも”のモバイル監視へ移行した.
●モバイル胎児監視テレメトリーシステムは,伝送系が全デジタル化を経て汎用ネットワークシステム(Internet of Things)の中に吸収されつつあり,「おなかの上から全世界へ接続」の時代になるだろう.
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