今月の臨床 進化する子宮筋腫診療―診断から最新治療・合併症まで
長期予後・遠隔期合併症
筋腫核出後妊娠の注意点
牧野 真太郎
1
1順天堂大学産婦人科
pp.1022-1027
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209836
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●子宮破裂のリスクをどれだけ予想できるかが母児の予後を左右する.そのためにも,妊娠初期のうちに前回手術の週数やその前後の妊娠経過を把握し,超音波で切開創の確認を行うことはきわめて重要である.
●他院で筋腫核出術が行われている場合も多いため,必要に応じて前医からの情報収集も検討するべきである.
●一定の確率で子宮破裂が起こることを認識し,ハイリスク妊娠対応として産科医のみならず手術室や麻酔科などとの連携体制の構築が必須である.
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