今月の臨床 がん免疫療法の新展開─「知らない」ではすまない今のトレンド
婦人科がんに対する免疫療法
卵巣がんに対する免疫療法の動向
長谷川 幸清
1
,
佐藤 翔
1
,
西川 忠曉
1
1埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター婦人科腫瘍科
pp.566-571
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209420
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●卵巣がんに対する免疫チェックポイント阻害薬は有望であると考えられているが,現在のところ標準治療としては確立していない.
●バイオマーカーによる患者の絞り込みや免疫チェックポイント阻害薬と他の薬剤(化学療法,血管新生阻害薬,PARP阻害薬など)との併用療法が期待されている.
●遺伝子改変を行ったT細胞やウイルスを用いた新しい免疫治療が一部のがんで有効性が証明されており,卵巣がんでも有効な可能性がある.
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