今月の臨床 精子・卵子保存法の現在─「産む」選択肢をあきらめないために
配偶子保存法の周辺技術
ホルモン感受性悪性腫瘍患者へのレトロゾール併用による卵巣刺激
生水 真紀夫
1
1千葉大学大学院医学研究院生殖医学講座
pp.474-478
発行日 2018年5月10日
Published Date 2018/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209403
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●乳がんなどのホルモン依存性がんの患者に対して卵巣刺激を実施する場合には,レトロゾールを併用して血中エストラジオール高値を避ける.
●卵巣刺激が乳がんの予後に影響を与えるというエビデンスは得られていない.
●排卵誘発でのレトロゾール使用は適応外使用である.
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