増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック!
【症状編】代表的な症状からの疾患鑑別
《婦人科外来》
外陰部の発疹
小川 真里子
1
,
髙松 潔
1
1東京歯科大学市川総合病院産婦人科
pp.20-23
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209299
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鑑別診断のポイント
❖外陰部の発疹の診断に際しては,まず発疹の種類を決定し,さらにその色や形状などを注意深く観察し診断を行う.
❖硬化性萎縮性苔癬に対しては原則としてステロイド外用治療を行うが,悪性腫瘍を合併することがあるため,必要に応じ生検を行う.
❖外陰部の悪性腫瘍の可能性を常に念頭に置き,診察をせずに漫然と外用薬処方を行うことは厳に慎まなければならない.
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