今月の臨床 あなたと患者を守る! 産婦人科診療に必要な法律・訴訟の知識
母体保護法運用の留意点
不妊手術・減数手術
落合 和彦
1,2
1一般社団法人・東京産婦人科医会
2東京慈恵会医科大学
pp.1132-1136
発行日 2017年12月10日
Published Date 2017/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209205
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●不妊手術は母体保護法指定医でなくても施術することができるが,同意書を取得し,実施報告を行う必要がある.
●多胎妊娠に対する減数手術は,厳密には現行の母体保護法の適用を受けない.
●母体保護のための緊急避難処置として実施される場合もあるが,施術にあたっては慎重な配慮が求められている.
●減数手術については今後,各領域での議論が広まることが求められている.
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