今月の臨床 周産期メンタルヘルスケアの最前線─ハイリスク妊産婦管理加算を見据えた対応をめざして
総論
周産期とメンタルヘルス
岡野 禎治
1
1三重大学保健管理センター・医学系大学院
pp.500-505
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209087
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●周産期の精神障害の総称として「産後うつ病」という用語は使用しない.うつ病に限らずさまざまな精神疾患が出現するが,重症度に合わせた精神科医との対応が重要である.
●妊娠登録時には,周産期に再発リスクの高い女性(精神科既往歴,精神薬服薬,家族歴)を検出し,精神科医と連携して,必ず産後の健診までフォローする.
●産褥期はうつ病のスクリーニングを実施して,精神医療サービスとの連携体制を構築する.
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