合併増大号 今月の臨床 性ステロイドホルモン研究の最前線と臨床応用
基礎
エストロゲン標的組織の病態発症に関与する分子制御機構
平池 修
1
1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
pp.21-28
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208927
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●エストロゲンの作用は基本的にエストロゲン受容体ERαおよびERβを介するが,それ以外にも多様なメカニズムが存在する.
●子宮におけるエストロゲンの作用は主にERαを仲介している.
●子宮内膜症病変組織においても,ERαおよびERβの発現状態は,細胞死や炎症などの病態と関連しているという報告が相次いでいる.
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