今月の臨床 婦人科悪性腫瘍規約改訂のポイントと対応─「何が」「なぜ」「どのように」変わったのか
卵巣腫瘍
卵巣がん・卵管がん・原発性腹膜がんのFIGO進行期分類2014の要点と臨床的意義
小宮山 慎一
1
1東邦大学医療センター大橋病院婦人科
pp.741-747
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208839
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●FIGO2014進行期分類では,卵巣がんは「同一の疾患ではなく,疾患のグループである」と明記され,各組織型に共通した予後因子を採用した.さらに卵巣がんのみならず,原発性腹膜がんと卵管がんも統一した分類となった.
●これらを用いて,世界規模の予後解析を行うためのデータ収集を行うことを志向している.
●ⅠC期の細分類,ⅢA期の細分類,Ⅳ期の亜分類が大きく改変された.
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