今月の臨床 婦人科悪性腫瘍規約改訂のポイントと対応─「何が」「なぜ」「どのように」変わったのか
外陰癌
外陰癌日産婦学会進行期2014年と治療ガイドライン2015のポイント
齋藤 俊章
1
1九州がんセンター婦人科
pp.748-755
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208840
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●外陰癌日産婦学会進行期2014年(FIGO進行期分類2008)は過去20年のエビデンスをもとにし,新しい病理組織学的要因による予後グループを意識した手術進行期の大改訂である.
●「外陰がん・腟がん治療ガイドライン2015年版」では,これらのエビデンスをもとにした本邦における新たな治療体系確立の足掛かりとして外陰がんについての情報を網羅した.
●NCCNガイドライン,Vulvar cancerが本邦のガイドライン発刊後に公表されている.大筋は両ガイドラインで同じだが,新しい治療戦略に関する推奨に温度差があることは否めない.
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