今月の臨床 婦人科悪性腫瘍規約改訂のポイントと対応─「何が」「なぜ」「どのように」変わったのか
子宮頸部病変
WHO 2014年 子宮頸部病変の改訂のポイント
森谷 卓也
1
,
稲吉 貴絵
1
,
鹿股 直樹
1
1川崎医科大学病理学2
pp.686-690
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208831
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●子宮頸部扁平上皮内病変は,従来の3段階(CIN1,CIN2,CIN3)から2段階(LSIL,HSIL)に変更され,旧CIN1の一部がHSILに含まれるようになった.
●微小浸潤癌は扁平上皮系,腺系とも削除され,所見の記載にとどめられた.腺異形成は採用されず,上皮内腺癌=高異型度腺上皮内腫瘍(HG-CGIN)として記載された.
●ヒトパピローマウイルス感染による腫瘍性変化の指標として,p16に対する免疫組織学的検索の重要性が強調された.
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