今月の臨床 婦人科悪性腫瘍規約改訂のポイントと対応─「何が」「なぜ」「どのように」変わったのか
子宮頸部病変
子宮頸部腺癌および腫瘍類似腺病変の病理
三上 芳喜
1
1熊本大学医学部附属病院病理部・病理診断科
pp.692-698
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208832
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●早期(微小)浸潤腺癌は進行期で規定されるため,組織亜型としては削除された.
●腺異形成が削除された.これまで腺異形成として診断されてきた病変のなかには低異型度の上皮内腺癌が含まれる.
●内頸部型粘液性腺癌の名称がなくなり,その多くが通常型腺癌となった一方で,真の粘液性癌が分離され,その亜型として非HPV関連で予後不良の胃型粘液性癌が新たに加わった.
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