今月の臨床 胎児心拍数モニタリング パーフェクトマスター
胎児心拍数波形の読み方と対応
特殊な胎児心拍数波形の特徴と意義
鮫島 浩
1
1宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座産婦人科学分野
pp.616-620
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208817
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以下のいずれのパターンも,経時的変化や他検査との総合評価を行い判断することが重要である.
●チェックマークパターンでは子宮内発症の中枢神経系異常を考慮する.
●サイナソイダルパターンでは胎児貧血などの重篤な病態が潜む危険性を念頭に置く.
●サルタトリーパターンの意義は不明だが,分娩中に長時間持続する場合にはアシドーシスに陥る危険性がある.
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