今月の臨床 胎児心拍数モニタリング
胎児心拍数波形の実例と判読の演習
林 永修
1
,
池田 智明
1
1国立循環器病研究センター病院周産期婦人科部
pp.40-43
発行日 2011年1月10日
Published Date 2011/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102545
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症例1
1. 症例背景
21歳.初産婦.拘束型心筋症合併妊娠,妊娠36週0日.
小学生時代,心機能異常を指摘されるも,受診を自己中断していた.妊娠初期に内科を受診し,心エコーにて両心房の著明な拡大,左室拡張障害,肺高血圧を認めた.拘束型心筋症の疑いが強く,妊娠の中断を勧められたが,本人および夫は妊娠継続を強く希望し,セカンドオピニオンを含め,当院紹介となった.
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