今月の臨床 胎児心拍数モニタリング パーフェクトマスター
胎児心拍数波形の読み方と対応
産科医療補償制度事例における胎児心拍数モニタリングの問題点
高橋 恒男
1
1横浜市立大学
pp.621-627
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208818
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●「心拍数基線と基線細変動が正常であり,一過性頻脈があり,かつ一過性徐脈がない」これが確認できなかったら,間欠的児心拍聴取での監視に移行しない(=分娩監視装置をはずしてはいけない).
●基線細変動の有無は胎児評価の最も重要な指標である.
●遅発一過性徐脈は低酸素血症の所見であり,心拍数の低下がわずか,あるいは反復する一過性徐脈(=一過性頻脈と誤判断)を見逃さない.
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