増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド
2.不妊症の検査・診断
《女性因子》
腹腔鏡検査の適応と実施法
辻 勲
1
,
青木 稚人
1
,
万代 昌紀
1
1近畿大学医学部産科婦人科学教室
pp.84-88
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208669
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Point
◉腹腔鏡検査の適応は,HSGで卵管性不妊が疑われる症例や長期にわたる原因不明不妊症例,子宮内膜症が疑われる症例である.
◉腹腔鏡検査は,直視下に骨盤内の状況を正確に把握できるため,その所見から自然妊娠が期待できるか,またはARTに移行すべきかの判断ができ,診断的に有用である.
◉腹腔鏡検査は,異常所見に対して同時に手術することによって,術後の妊娠も期待できるため治療的意義がある.
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