新しい視点をさぐる 臨床検査のBlind Spots
内視鏡診断
腹腔鏡検査
山本 浩
1,2
,
岩田 嘉行
3
Hiroshi Yamamoto
1,2
,
Yoshiyuki Iwata
3
1川崎市立川崎病院
2慶応義塾大学医学部産婦人科
3川崎市立川崎病院産婦人科
pp.258-259
発行日 1978年4月10日
Published Date 1978/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205805
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通常の診断方法では疾患の全容を明らかになし得ない場合,不明な部分に光を当て,病態を明らかにする特殊検査の一つとして腹腔鏡があるが,腹腔鏡検査そのものを反省してみると,手技上のさ細な失敗が重大な結果をひき起こすこともしばしばで,今回のテーマである「blind spots」に関しては,腹腔鏡では二つの面から考えてみる必要がありそうである。
つまり,通常の診断法をおぎなう手段としての腹腔鏡の適応上のblind spotと,実施面ないし手技面におけるblind spotとである。以下,この二つについて解説を行なう。
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