特集 治療最新のトピックス
腫瘍
卵巣癌に対するシスプラチンとその誘導体療法
薬師寺 道明
1
Michiaki Yakushiji
1
1久留米大学医学部産科婦人科学教室
pp.1184-1186
発行日 1989年12月10日
Published Date 1989/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208138
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Ⅰ.概念
近年の卵巣癌治療において最も進歩したのは化学療法で,とくに白金錯塩であるシスプラチンの登場は,従来の卵巣癌治療体系に大きな改革をもたらしたといえる。すなわち,過去には脇役的存在であった化学療法は,現在では主役を演じる時代へと変わりつつある。
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