特集 治療最新のトピックス
腫瘍
外陰癌根治術後の形成術
光田 信明
1
,
谷澤 修
1
Nobuaki Mitsuda
1
,
Osamu Tanizawa
1
1大阪大学医学部産婦人科教室
pp.1182-1183
発行日 1989年12月10日
Published Date 1989/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208137
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Ⅰ.概念
外陰癌根治手術は広汎性外陰切除術,リンパ節郭清術,骨盤内臓器摘出術(前方,後方,全)の組み合わせをもって施行される。手術療法の効果は大きいものがあるが,術後合併症も他の婦人科手術に比べて格段に大きい。その最も大きなものは,広範囲な皮膚欠損のために起こる感染,創部壊死(58〜100%)である。この合併症を防止するために種々の死腔への補填,外陰形成術が考案されている。
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