今月の臨床 外陰の診かた
構造と生理
3.局所解剖—外陰癌根治手術のために
工藤 隆一
1
Ryuichi Kudo
1
1札幌医科大学産婦人科
pp.692-694
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901323
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いかなる手術においても解剖学的な位置関係を整理し,理解しておくことは手術術式そのものをよく理解することであるとともに位置関係を明確にして手術をより適切に行うことに通じる。とくに外陰癌の根治手術の場合,切除範囲が広く何故にこのような手術術式がとられているかについて考え,この手術を教育する上でも局所解剖について理解することは重要と考える。このような観点から外陰部の局所解剖について根治手術に関する事項を中心に概説する。
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