先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
婦人科癌の化学療法
疾患別プログラミングとプラクティス
外陰癌
梅咲 直彦
1
,
須川 佶
1
Naohiko Umesaki
1
,
Tadashi Sugawa
1
1大阪市立大学医学部産科婦人科学教室
pp.829-831
発行日 1986年11月10日
Published Date 1986/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207486
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外陰癌の治療の中心は手術療法であることに異論はないが,近年扁平上皮癌に有効なブレオマイシン(BLM)の開発と普及にともない化学療法が,外陰癌の治療体系の中に積極的に組み込まれるようになってきた。
そこで,本邦における外陰癌の化学療法の統計をもとに,最近の外陰癌治療における化学療法の位置づけにつき考察を加えた。特に一次治療における単独化学療法の評価,補助療法としての価値,またはそれに引き続く維持化学療法の必要性や有効性につき解説を加え,さらに,免疫療法の現況についても簡単に言及することにした。
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