特集 抗癌剤の使い方
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腹腔内投与
平林 光司
1
Koji Hirabayashi
1
1国立福山病院産婦人科
pp.477-479
発行日 1990年6月10日
Published Date 1990/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904849
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1988年2月San Diego,Californiaにて第2回Interna—tional conference on intracavitary chemotherapyが開催された。このことは,たんに腹水抑制のために抗癌剤を注入するという姑息的考え方から,腹腔内投与によって治癒をめざす考え方に大きく進歩したことを如実にものがたっている。即ち,腹腔内投与法が経動脈,静脈投与法と並んで治癒を目的とした投与経路として検討され始めたのである。このような背景をふまえて臨床に即した腹腔内投与法について述べたい。
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