臨床医のプライマリ・ケア 症候論の整理
下部尿路系の症状と産婦人科疾患
平林 光司
1
Koji Hirabayashi
1
1国立福山病院産婦人科
pp.883-885
発行日 1982年12月10日
Published Date 1982/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206728
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下部尿路とは膀胱と尿道である。共に子宮や腟に隣接しているからその症状をおこす原疾患が産婦人科領域のものである事は少なからずあるし,その逆も多い。また両者が侵される事もしばしばである。鑑別の方法としては綿密な産婦人科診察と検査によって産婦人科疾患を除去していく方式が行なわれる。主な下部尿路系症状をとりあげて考えるべき疾患について述べる事とする。
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