特集 婦人科癌治療の新しい試み
手術療法
薬師寺 道明
1
,
宮原 研一
1
Michiaki Yakushiji
1
,
Kenichi Miyahara
1
1久留米大学医学部産科婦人科学教室
pp.351-354
発行日 1989年4月10日
Published Date 1989/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207980
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
固形癌に対する手術療法は癌治療手段として極めて重要な役割を担っている。婦人科領域の癌においても例外ではないが,新しい抗癌剤の開発,放射線治療技術の進歩は侵襲の大きい手術術式を縮小,改良させ得ることも試みられている。しかし,一方では麻酔学,輸液療法の発達によって,過去には手術不可能であったような進行癌に対して積極的に摘出を行うなど,時代とともに手術療法も変遷しつつあるといえよう。本稿では代表的な婦人科癌における手術療法の最近の動向や新しい試みについて述べることとする。
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.