実地臨床手技のエッセンス 産婦人科病理組織アトラス
卵巣
加藤 俊
1
,
薬師寺 道明
1
Toshi Kato
1
,
Michiaki Yakushiji
1
1久留米大学医学部産婦人科学教室
pp.367-372
発行日 1979年5月10日
Published Date 1979/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206038
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近年,卵巣腫瘍の分類については国際的レベルでの検討がなされるようになり,国際対癌連合(UICC)のTNM分類,国際産婦人科連合(FIGO)の組織分類や臨床期別分類,さらには世界保健機構(WHO)より組織分類が提示され,広く臨床試査が行なわれていることは周知のごとくである。
日本産科婦人科学会卵巣腫瘍登録委員会(以下,卵巣腫瘍委員会)でも,FIGOやWHOの組織分類に対応するため,多くの論議を重ねた結果,表1に示すような新分類が決定され,今後はこの分類に従って登録されることになった。
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