生涯研修セミナー 卵巣癌
難治,再発例への対応
西谷 巌
1
,
佐藤 昌之
1
Iwao Nishiya
1
,
Masayuki Sato
1
1岩手医科大学産科婦人科学教室
pp.381-385
発行日 1988年4月10日
Published Date 1988/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207775
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卵巣癌は早期発見の困難性に加えて浸潤,播種,転移が早く,進行癌の段階で治療を開始する場合が多い。したがって,すでに腹腔内に増殖発育した腫瘍塊や多量の腹水貯留などから予後を悲観的に予想されやすく,治療もとかく消極的になりがちであった。しかし近年有効な制癌剤の開発とその投与法の工夫などの各種治療法の進歩により難治例,再発例に対する対応も徐々に変わり,治療成績も向上しつつある。以下それらへの対応について。
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