特集 外来で診るリンパ腫・骨髄腫—治癒または長期共存を目指して
骨髄腫診療の進歩
【診療指針】
再発・難治症例の治療戦略
八木 秀男
1
1近畿大学医学部奈良病院血液内科
pp.2170-2173
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223811
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ポイント
●多発性骨髄腫の治療成績は向上したが,いまだ治癒は困難であり,多くの症例は再発をきたすのが現状である.
●再発・難治症例には新規薬剤を含めた多剤併用療法が推奨され,副作用の軽減により治療を継続し,生存期間の延長が得られる.
●再発・難治症例では前治療歴とその奏功期間によって層別化し,新規治療薬の変更ならびに併用薬を選択することが重要となる.
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