境界領域の再評価とその展開 特集
新生児異常をめぐって
周産期の適応障害と発達の予後
山口 規容子
1
,
武田 佳彦
1
Kiyoko Yamaguchi
1
,
Yoshihiko Takeda
1
1東京女子医科大学母子総合医療センター
pp.137-139
発行日 1987年3月10日
Published Date 1987/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207548
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周産期を意味するperinatalあるいは分娩周辺期というのは,医療の進歩と共にその包括する範囲が非常に拡大され,今や胎児期から新生児期をカバーするに至っている1)。
したがって,周産期の適応障害も,単なる分娩のストレスによる障害という解釈より,ひろく胎児,新生児の発達に影響を与える要因という観点から検討すべきであろうと思われる。
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