膵頭十二指腸切除術(PD)をめぐる諸問題
血管合切再建の適応と予後
山田 豪
1
,
藤井 努
,
杉本 博行
,
金住 直人
,
野本 周嗣
,
竹田 伸
,
中尾 昭公
1名古屋大学 大学院消化器外科
キーワード:
血管外科
,
膵臓腫瘍
,
膵頭十二指腸切除
,
門脈
,
流血中腫瘍細胞
,
インターベンショナル超音波診断
,
上腸間膜静脈
Keyword:
Neoplastic Cells, Circulating
,
Pancreatic Neoplasms
,
Portal Vein
,
Vascular Surgical Procedures
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Ultrasonography, Interventional
pp.876-880
発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007337343
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膵頭部癌は門脈系血管への浸潤を伴う場合が多く、根治性を追求するためには安全な合併切除と再建が要求される。われわれはpDPMの陰性化の可否を各種術前画像診断により判断しているが、最終的には術中の門脈血管内超音波検査(IVUS)を施行して決定している。pDPMの陰性化が可能と判断できれば、門脈カテーテルバイパス法を用いたnon-touch isolation techniqueによる門脈合併膵頭十二指腸切除術を積極的に施行している。
©Nankodo Co., Ltd., 2007