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特集 今日の肺癌治療 '87
再発肺癌の手術適応と予後
Surgery for intrathoracic recurrence of lung cancer
土屋 了介
1
Ryosuke TSUCHIYA
1
1国立がんセンター病院外科
pp.41-45
発行日 1987年1月20日
Published Date 1987/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209608
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切除肺癌の5年生存率は30ないし40%にすぎず,再発転移によつて亡くなる症例が多いが,中には再発が胸郭内局所のみに限局している状態で発見され,再手術によつて再度根治できる症例もある.このような症例では再手術のための手術手技や術後残肺機能の低下による術中術後の管理の困難さはあるが,再切除後の5年生存率は41%と良好であり、再発時の慎重な病態の把握と術式の選択によつてさらに適応を増やし成績を上げることが期待される.
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