特集 図でみる病態産婦人科学--適正治療のために
腫瘍
絨毛性疾患
竹内 正七
1
,
小幡 憲郎
1
,
上田 昌博
1
Shoshichi Takeuchi
1
1新潟大学医学部産科婦人科学教室
pp.490-496
発行日 1985年6月10日
Published Date 1985/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207199
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I.絨毛性疾患の病態生理
1.絨毛性疾患の病態観
絨毛性疾患の病態観は表1に示すように3つに分類される。
a)非連続説4,5)胞状奇胎(以下奇胎と略す)はmissed abortionの特殊型であり(したがって腫瘍neo—plasiaではない),侵入奇胎(破壊胞状奇胎,以下侵奇と略す)ならびに絨毛癌(以下絨癌と略す)は奇胎に続発する悪性病変であるとする病態観である。
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