明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 胎盤
Topics
双胎胎盤と卵性鑑別
福島 穣
1
Minoru Fukushima
1
1藤田学園保健衛生大学産婦人科学教室
pp.853-855
発行日 1984年11月10日
Published Date 1984/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207082
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多胎妊娠の臨床経過に関する論文は多いが,その胎盤観察については意外に報告が少ない。1961年K. Benirs—chkeが—A plea to the obstetrician—という副題をつけて双胎胎盤の正確な記録の必要性を説いたことは有名であり,我が国では東京医大の相馬広明教授の業績が知られているが,現実面で各施設が足並みを揃え着実に観察と記録を励行しているとは断言出来ない状況と思われる。この機会にS.J.Strong & G.Corneyの所説を述べ今後の資としたい。
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