明日への展開 ADVANCED TECHNOLOGY
V.治療技術
内視鏡手術
岩田 嘉行
1
,
宮本 尚彦
1
,
中村 英世
1
Yoshiyuki Iwata
1
1川崎市立川崎病院産婦人科
pp.381-384
発行日 1984年4月10日
Published Date 1984/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206990
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産婦人科領域の内現鏡としては腹腔鏡,クルドスコープ,子宮鏡,胎児鏡,羊水鏡,卵管鏡などがあり,各分野において診断目的のみならず治療手段として利用されることも少なくない。たとえば腹腔鏡のように,1970年前後の卵管不妊手術,1980年前後の体外受精のための卵採取といった治療を目的とした利用がその普及を世界的に発展させたものさえある。川崎市立川崎病院では1963年に腹腔鏡を,1970年に子宮鏡を導入し使用しているので,本稿ではこの2者に焦点を絞り,文献上および自験の内視鏡手術を分類し解説を試みることにしたい。
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