症例
Heparin療法が奏効した反復重症妊娠中毒症の1症例
竹田 省
1
,
石川 真木
1
,
馬場 一憲
1
,
岩間 洋一
1
,
河合 康夫
1
,
滝沢 憲
1
,
桑原 慶紀
1
,
水野 正彦
1
,
坂元 正一
1
Satoru Takeda
1
1東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.373-377
発行日 1983年5月10日
Published Date 1983/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206813
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妊娠中毒症の成因や病態は多方面から検討されているが,いまだ明らかにされていない。近年,妊娠中毒症を凝固—線溶系の面からchronic DICとしてとらえ注目されるようになってきた。今回われわれは,前2回重症妊娠中毒症の既往をもつ妊婦に対して,妊娠25週より連続77日間heparin療法を施行し,妊娠中毒症発症予防に効果のあった1症例を経験したので報告する。
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