臨床医のプライマリ・ケア 女性のバイオロジー
母性保護と労働
村上 愛子
1
Aiko Murakami
1
1労働省婦人少年局婦人労働課
pp.227-233
発行日 1982年3月10日
Published Date 1982/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206587
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Ⅰ.女子労働者の概況
1.雇用者の増加と就労分野
昭和30年代以降,経済の高度成長と産業構造の変化に伴って女子雇用者が大幅に増加を続け,55年には1,354万人とこれまでの最高となり,雇用者総数に占める割合も34.1%となった。
産業別に女子雇用者数をみると,不動産業,金融・保険業,卸売業,小売業,サービス業に多く就労している。また,過去20年間の女子雇用者の伸びについてみると,不動産業,金融・保険業,卸売業,小売業,電気・ガス・水道・熱供給業,公務,サービス業などの第三次産業において著しく,55年には女子雇用者総数に占める第三次産業従事者は66.2%となった。
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