症例
子宮内外同時妊娠の1例
橋村 尚彦
1
,
鈴木 純一
1
,
遠藤 章夫
1
,
高崎 敏博
1
,
中村 陽行
2
,
石束 嘉男
1
Naohiko Hashimura
1
,
Haruyuki Nakamura
2
1厚生中央病院産婦人科
2日本大学医学部産科婦人科学教室
pp.55-57
発行日 1982年1月10日
Published Date 1982/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206552
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子宮内外同時妊娠の報告は1708年のDuvernyの報告が最初である。本邦では昭和5年桜林1)の第1報から昭和52年までに68例2)の報告がなされている。
われわれが今回経験した症例は,臨床経過からは外妊の中絶と考えられたが,子宮内容除去時に絨毛様組織を認めたため"妊娠に合併した腹腔内出血"として開腹した結果,内外同時妊娠と診断し得た症例である。
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