Modern Therapy 周産期薬物療法の問題点
抗生物質使用上の問題点
山田 順常
1
,
城戸 国利
1
Noritsune Yamada
1
,
Kunitoshi Kido
1
1京都大学医学部婦人科学産科学教室
pp.905-910
発行日 1980年12月10日
Published Date 1980/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206354
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抗生物質は,医療上もっとも多用される薬剤の一つであり,妊婦の場合も感染症に,あるいはその予防によく用いられる。妊婦に抗生物質を投与するにあたり,まずわれわれ産科医が対処しなければならない問題は母体,胎児,新生児に障害をもたらすことなく,いかにして効果をあげるかである。以下,そのいくつかの問題について薬動力学的検討をも含めて述べることにした。
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