鼎談
<再評価をふまえた>抗生物質の使い方—手術と抗生物質投与の問題点
松田 静治
1
,
名出 頼男
2
,
中山 一誠
3
1順天堂大産婦人科
2名古屋保健衛生大泌尿器科
3日大第3外科
pp.1440-1454
発行日 1979年9月20日
Published Date 1979/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207283
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現在厚生省ですすめられている薬剤再評価は,所謂"薬漬け医療"とその濫用に対して,副作用の面から薬剤を見直すといつた,画期的な意味を持つものと思われます.殊に外科領域において,予防的投与を中心とした抗生物質の使用は,量的にもその種類においても他科とは比較にならぬほど多く,この再評価の影響を日常臨床上最も強く受けると言つても過言ではないかと思われます.
今回,再評価に直接携わつておられる外科系委員の3先生に,その内容をふまえた抗生物質使用上の問題点につき,実際の臨床の局面に即してお話しいただきました.
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