Modern Therapy 婦人科劇症の治療
麻酔ショック
藤井 明和
1
Akikazu Fujii
1
1東海大学医学部産婦人科学教室
pp.139-141
発行日 1980年2月10日
Published Date 1980/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206199
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産婦人科臨床医は分娩,腹式手術,腟式手術,外来における小手術などをおこなうに際して鎮痛のため,麻酔操作を作用する。この麻酔の種類は部位麻酔,静脈麻酔,筋肉注麻酔などにわかれている。これらの麻酔処置が麻酔医によって管理されることは理想であるが,すべての麻酔行為が麻酔医によっておこなわれることは現状では不可能であり,実際には産婦人科医が麻酔をおこない,管理を訓練された医療従事者とともに手術者である産婦人科医がおこなう。
麻酔ショックは狭義には麻酔のみによるショック状態また広義には手術操作中におこるものをいう。
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