原著
帝王切開児161例の検討
新川 尹
1
,
古橋 信晃
1
,
深谷 孝夫
1
,
河野 秀昭
1
,
立花 義史
1
,
鈴木 雅洲
1
Osamu Sinkawa
1
1東北大学医学部産科学婦人科学教室
pp.731-732
発行日 1979年9月10日
Published Date 1979/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206105
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最近,胎児胎盤系機能検査の進歩,骨盤位における帝切の安全性の再評価,家族計画,医療訴訟問題など多くの因子により,帝切率が上昇する傾向にあるといわれる。一方,かって帝切児症候群が提唱されたように,帝切児に呼吸障害がおこりやすいことはよく知られている。産道通過というストレスを受けないで娩出される帝切児の状態を知ることは新生児管理のうえでますます重要になってくると思われる。
今回われわれは,当科における最近3年間の帝切児204例を検討し,文献的考察を加えたので報告する。
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